絵描鬼〜エガキ〜第六回『材』


2005、5、17

 

大分サボったけどもうちっと続くんじゃの絵描鬼。

今日は画材の話。

幼少期より基本のGペンを使ってたもののどうにも太すぎて良くない。

違和感を感じ近年はほとんど丸ペンでグリグリ描いてた。

しかし、ある時在庫を切らしたので至急買って来てもらったのに

買ってきた丸ペンは太描き用(?)で使い物にならない中、保険で頼んだサシペンがかなり良かった。

ペンを握って早10年。

今まで合うペンすら知らなかったのか…!?

そう思い先日売ってるペン先を全部買ってみた。

ゼブラのGは買いだめがあるのでソレ以外。

上の左から順に

タチカワG、ニッコーG、金ペン

ゼブラニュームサジ、タチカワサジ、ニッコーサジ、ニッコーサジポイントハード

ゼブラ丸、タチカワ丸、ニッコー丸。

以前使っていてもう市場に無くなったと思ってたニッコーGペンがまだ買えて感動!

 

色々描き味を試したので物凄く私見のレポートをメモがてらに書いておこう。

Gペン

ゼブラ…極めて標準的。俺には少々柔らか過ぎる。 丸ペン並の細さからかなり太い線まで強弱が付けやすいと思う。

タチカワ…全体的にシャープ。強弱ってよりは均一な線を描きやすい気がする。

ニッコー…昔使ってた。ゼブラより多少柔らかい。書き味はいいが紙に引っかかり易いと思う。

金ペン…海外製なのかなぁ? かなり柔らかいが書き味の柔らかさも凄い。 特に付けペンが弱い横方向に強い

サジペン

ゼブラ…かなりシャープで描き味も良好。前後左右走りも良く強弱も固めだが付け易い。現在最良のアイテム。

ゼブラ(ニューム)…ゼブラと作り自体は一緒かもだが、加工の所為でかなり硬く紙を噛み線もシャープ。

タチカワ..。凄く線が細く硬い。 多少紙を噛むような気もする。

ニッコー…結構硬い。強弱は付けづらく、ずっとシャープな線が描けると思う。

ニッコーポイントハード…ニッコーを更に硬くした感じ?でもこっちのが描き易いなぁ。

丸ペン

ゼブラ…ゼブラ。調子いい時はサジに似てるかな? 強弱が出易いので太い線とか便利かも。

タチカワ…多少ゼブラより柔らかいと思う。俺は苦手。

ニッコー…紙をかなり噛むと思う。多少緩め?

 

こんな感じ。

今はゼブラのサジにお熱かな。

次は紙とかの関係で色々試したい。

ついでに軸もいくつか試した。

左から順番に

コルクグリップ…コルクの握り具合は良いけど芯が細いのか軸が太いのか強く握りすぎて軋む。

木製の通常、丸が一方ずつに刺さるヤツ…構造は便利だけど軽すぎ。改造すればいいかなぁ?

大昔から使い込んでるブラウゼ…タマに刺さる。 片さと手触りはいけど若干細め軽め。もう少し重いのがいい。

軸はやっぱ何持ってもシックリ来ない。重いペン軸って無いかなぁ?

 

ミュシャに当てられてカリグラフィーペンを買ってみた。

飾り文字が描けて楽しいけど使い道は無い(笑)

 

 

 

最後の話題になるが、こうして衝動買いとチェックをしてる間に俺は運命の相手と出会った。

それは人生最良のシャープペン!

オート社「ボディノック」!!

以前愛用のシャープペンが壊れて以来、

俺のワガママに合うシャープペンを探し続けていたのだが

あまりに特殊な要求に合うペンには出会う事は無かった。→参考記事

 

以来、細いと言う条件を除いても材質の性能で持ちやすい

「ピュアモルト」を友人に頂き、(グリップが樫で手触りが良いのだ)それを愛用していたのだが、

このボディノックはあまりに衝撃的。

俺の要求の細い、樹脂ボディ、重い、特殊機構、全てを備えているのだ!

中でも特殊機構が凄い。

握る部分より少し上の所の銀のパーツがノック本体になっていて、握りながら芯を出せるのだ。

しかもアジャストが付いていて手に一番合う所に調整できる。

 

コリャヤバイ!!と思い予備も含め3本買ってきた。

以前愛用していたシャープペンを10年使ったのでザッと見で30年は使える計算になる。

バリバリラクガキしまくるぜ!

 

そんなこんなで今回は絵を描く上において画材と言う物の有り難味と影響の大きさを痛感した。

 

 

 

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