母校スカウォーズ
2003、9、21
スットコな駄洒落ではじまったが先日は我が母校の文化祭であった。
卒業して早数年、現在の生徒に顔は利かないが、直の後輩世代がまだ顔が利くので覗きに行った。
母校の漫研は今年漫画甲子園で入賞した事もあり大盛況であった。
今年の漫研は人数も多くハイレベルな連中が揃ってるとの事なので期待していたがビックリ!
近年稀に見る完成度!見苦しい所が一切感じられない。
学漫考察でも書いたが俺は結構な量の学漫を見てきてるが屈指のレベルである。
是非ともこのクオリティを維持して行って欲しい物だ。
また女子ばかりの漫研は上手いが面白くない物が多いと以前考察したが、
力があれば十分面白い物が描けるようだ。笑いに走る者がいたのも興味深い。
遥か後輩達の手によって更に考察を深めねばいけないなと改めて感心した。
あと後輩達が「先輩〜v」と華やかで可愛らしかった。
ウチの小憎たらしい直の後輩どもとは大違いだ。
色々感心したりダラダラしたりしてると数人の大人のグループがやってきた。
どうも話を聞いてると自分よりも数代前の先輩らしい。
ウチの漫研は伝統があるのだが自分が入った年で休部になってしまったので、
俺が内輪のメンバーをかき集めて復活させたので先輩との交流は皆無だったのだ。
しかも聞いていると内の一人はプロの漫画家、魔殺ノート退魔針の斎藤岬さんであった!
那州雪絵先生以外にもプロの先輩がいたのか…。
とりあえず1も2も無くサインを貰う俺
にしても復活させた事で見知らぬ先輩に誉められ、後輩達は漫画甲子園で入賞し、
些細な理由で復活させ活動も不真面目極まりなかったがそれでも有意義な事だったのだなぁと今更ながら感慨深かった。
よく考えると部活作る機会ってなかなか無いよな。
ちょっとこのまま回想に入るが先輩がいない中の活動は今思い返すと無茶極まりなく、
特に活動初年度のカオスっぷりたるや筆舌しがたい。
とりあえず先人の資料で行き着けの印刷屋だけは分かったがスケジュールなんかサッパリ。
文化祭から逆算して締切の目見当は付けるも、
皆の原稿の回収をその仮締切日にする無謀さ。そして相次ぐアクシデント。
К焔瓶さんが下書き描いたあと高熱を出してダウン!
4コマ10Pが4P目で1週間前から進んでない!
コラム書いてないし!
口ほどにも働けない!
とりあえずК焔瓶さんから原稿を回収した帰りにであった友人をムリヤリ手伝わせ、
近所の中学時代の友人を雇い…
やっとかっとで翌日だが無事に入稿したが、知識(ノウハウ)が無いって事はこれだけ恐ろしい事だったのだが、
自分達の失敗と経験が後輩達に引き継がれていくのを実際目にすると嬉しい物だ。
プロになった先輩方、頑張る後輩達を見ると俺も頑張って漫画描かなきゃなぁと
腑抜けた俺の心に熱い物が宿るのを感じた。
プロになって可愛い後輩達に(直のやつら含まず)
もてはやされたいからな!
リビドー丸出し上等。