龍騎追想2


2003、1、30

あまりに最後で熱くなり過ぎた為、敬遠していた映画版も借りてきてしまった!

って訳で今回は映画版の感想やら。

ネタバレっつーか全部書いちゃってるんで、自分で観たいと言う未見の人は見てから読むがE。

 

 

 

 

 

概要とシーン毎の感想。

 

混戦とファム霧島美穂

真司がOREジャーナルの取材で会った令嬢・霧島美穂は詐欺士を騙す上手の詐欺士だった!

そしてファムに変身し混戦の中に身を投ずる美穂。

映画版の売りの一つ!初の女性ライダー、仮面ライダーファム!

唯一共通でないハイヒールのブーツも鮮やかに颯爽と登場!

観た人は思い返して、未見なら観る時注目して欲しいのだが、

ライドシューターから降りて大見得を切る登場シーンの画が特にイイ!

広い画面のあえて左端にファムを配置し、天窓からの光を強調する構成が美麗。

ファイナルベントが漢イベント(byライジングザン)みたいだが、そこはご愛嬌か。

その後、真司とのデートでは普通の少女の様に楽しんだかと思えば、

デッキを盗もうとするしたたかな面に戻ったり、

死んだ姉を保存すると言う狂気の面も見せる様々な貌を見せる。

ゴメン!ファムは客寄せキャラだと思って侮っていたけど良いよ!

 

 

優衣の消滅期限

優衣はフイに自分がミラーワールドの自分と契約していて、

20歳の誕生日で死んでしまう事を思い出す。

冒頭の真司の幼少時代と深く関係してると言う話は

TV版より良いと思う。

 

残るライダーの生き残りと脱落

士郎の呼びかけにより最後の戦いが真司の制止虚しく始まる。

仇を狙うファムだったが王蛇の力は強大だった。

王蛇がトドメを刺さんとする時に黒い龍騎が加勢。王蛇を粉砕する。

変身が解けてもファムを殺そうとする朝倉さんがカッチョ良い。しぶと過ぎだ。

 

ゾルダは加勢しようとしたファムに逆に痛手を負わされ、

これを気に戦いに虚しさを覚え引退を決意。

あっさりし過ぎ。

インペラー佐野は文字通り死ぬ程困らせられたのに…

 

真司と美穂のデート

王蛇から助けて貰った例に真司を食事にさそう美穂。

素直な美穂に動揺しつつもまんざらでも無い雰囲気の真司。

だが鏡に映った真司が知らぬ間に動き出し美穂を連れ出す。

夜、ビルの屋上で美穂に牙を剥く、裏真司こと仮面ライダーリュウガ。

不意をつかれた上、実力も上のリュウガに痛めつけられるファム。

モンスターと空中で闘う蓮、真司も異変に気付きすんでの所で駆けつける!

リュウガを撃退する真司。

「もう戦いなんてやめろよ…」とさとす真司に対し、

復讐意外の生きる目的を見つけたかのように微笑む美穂。

「靴の紐くらい自分で結べよ〜」

さんざ言った台詞を口にしつつ真司を見送る美穂。だが真司に見せぬよう浮かぶ苦痛の表情。

先のリュウガの攻撃に最早美穂の身体は限界を迎えていた。

「ゴメンね…お姉ちゃん…」

深夜のビジネス街の茂みに倒れこむ美穂。

そして朝、通勤、通学で多くの人が行き交う中、誰にも気付かれぬまま息を引き取る美穂。

 

辺りにたかるカラスが白鳥をモチーフとした彼女の死をあまりにもシニカルに彩る。

折角、真司が彼女に復讐以外の目的を与えてあげられそうだったのに…!

真司に悟られぬよう、瀕死ながらも気丈に振舞う美穂。

行き交う人は誰も彼女の死に気付かない。

真司さえも死んだ事を知る事が無い、

もしくは後になって結果的に彼女の死を知るだけなのかと思うとドバドバ泣けてくる。

グファ!まんまとやられてしまったわ!ファム哀し過ぎだよ!

ぶっちゃけ妙に優衣とラブラブになるTVより全然良い。そう、良かったのに…!!

映画イチオシのシーンである。

 

優衣がミラーワールドへ行ったのは自分のせいだと自分をさいなむ真司。

そこに鏡の真司が「2人が一つになれば最強のライダーになれる…優衣を救えるんだぞ・・・」と囁く。

リュウガを受け入れ、乗っ取られる真司。

現れた蓮に戦いを挑むリュウガ。

本当は影真司初登場のトコで書くべきなんだけど、

真司やってる役者さんって凄ェ美形なのな!

いつもがおどけたキャラだから気付かなかったけど。

ヌルッとした怪しい微笑みは息を呑む程だ。

 

 

一方、人の犠牲の上で生きたくない、と兄の思惑を拒否する優衣は

誕生日、ケーキの前で兄を呼ぶ。

「今、新しい命をやるぞ」と言う士郎に別れを告げる優衣。

何かの滴る音。

優衣は他者の犠牲の上の命より自らの死を選んだ。

絶叫する士郎と砕けるミラーワールド。

優衣の死を目の当たりにした真司はリュウガを拒否し分離する。

対決する龍騎とリュウガ。

 

いくら映画とは言え、建前だとしても子供番組で手首切っちゃマズイだろ…

映画の見せ場龍騎対リュウガだ。

2頭のドラゴンの見せ方が上手い。

 

龍騎とリュウガのファイナルベントが激突!

生き残ったのはどちらか…?

蓮が問いかける。その答えは真司であった。

残り2人となったライダー。

蓮は真司に「お前は初めて友と言えるかも知れない」と語る。

「だが俺は恵理の為に可能性が1%でもそれに賭けたい…俺と闘ってくれ!」

絞り出すように言う蓮に微笑みかける真司。

「あぁ、生き残ったらな。」遠く空に現れる無数のモンスター。

戦いの前に人々を守る2人はサバイブへと変化。

果て無き戦いに身を投じるのであった。

 

リュウガ戦に生き残った真司の表情がリュウガに見えて仕方ないのは俺だけか?

エビちゃんみたいにホクロがあれば真司と偽真司の区別がつくのになぁ。

ジャンプの打ち切りっぽいラストであるが、

注目したいのは蓮が「なんでも望みが叶う」と言うのを疑っている点。

俺も前々から思ってたのだが士郎も居ない今、誰もその現象を証明してないのではないか?

コレはまぁまとめでもう一度研究しよう。

「皆を守りたい。ミラーワールドを閉じたい」と戦いの意思を持つ真司。

モンスターが大量発生するのも良くわからんのだが、

終わりの無いような混戦で大暴れする2人は純粋にカッコ良い。

 

全体的に映画の大きいスクリーンをフルに使って画面のカッコ良さを追求した感はある。

だが良いじゃないか!カッコ良いだけで十分な事もある!

ストーリー的には先行最終回と謳った割にTVとパラレルになってるっぽいが

細かい事は気にせず、双方の良いトコだけ脳内編集して

俺的エンドを構築するのがベストだろう。

 

ちなみに俺は

優衣契約エピソード…映画

北岡、朝倉の最後…TV

優衣消滅…TV

美穂、リュウガ追加…映画

真司死亡…TV

ラスト…TV

かな。

いっそ自分で編集しちまうってのはどうだ!?

 

 

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