学漫の真理


2002、9、25

 

先日遂に学漫の真理のような物の一つに辿り着いた気がする。

常々俺には持論があったのだが、それはこのような物だ。

男子の比が多い漫研は画力の上手下手が激しいが快作が時折あり、

女子の比が増えるに連れ、個人全体共に画力のレベルは格段に向上するが、

印象に残る作品は滅多に無い。

 

そして、この持論が成り立つ理由に俺の思索は辿り着いたのだった。

それはこんな理由からだ。

まず、「男子はギャグを描く者もいるが、女子はギャグに走る事がまず無い」

と言うのが仮前提だ。まず見た事が無い(タマに凄腕がいるが…)

男子がいる場合の「面白い」はギャグ漫画(バカマンガ)の場合がほとんどなので

正しくは「面白おかしい」と言うべきだ。

するとギャグだったら笑いは本人の資質による所が大きいので、

描いてる本人が面白い(変な)人ならば、

ある程度くらいの絵が描ければ面白いのはある意味当然の事だ。

 

そこで面白い要素を抜き出すと残りは男子、女子共に残されたのは一般のスト-リーマンガになる。

時折居るヘビーなテーマの物とか(やや勘違い系)パロディ物を除くと

出来ることは純粋な読み切りだ(年刊、季刊で連載をする人もいるがな)

すると与えられる十数ページで面白く上手な読み切りとなると

それはもう投稿用になってしまう。

そんなのいたら即刻デビューに決まっているがなかなか近くに学漫時デビューの人は聞かない。

つまり、「面白い奴ぁそうそういない」と言う結論に辿り着く訳だ。

 

だがコレもここ5〜6年くらいの統計であって、

昔はもっと全体的なレベルが低い中、突出した人が居る構図だったように思える。

いやさ近年は学漫の漫画描きのレベルも上がったように思うよ。

 

にしても俺は結構学漫の部誌を見てるなぁと思う。

友人の高校が3校3年分に母校が自分2年(1年時は無かった)、卒業後3年、入学前10年分近く。

なんだか番長みたいだな、漫研部長ってのは(笑)

 

あ、画力について触れなかったのが、コレは個人個人の技量による所が大きいからだ。

強いて言うと男子は個人で勝手に技術を上げようとするが、

女子は皆でワイワイ描く事が多いので全体の技量が上がっていくのか?

この男女差はまだ研究途中である。

 

それとコレは極地的な物かもしれないが、技術の向上と裏腹に

マンガ描きの男子は減っていないか?

漫研を見ると自分の代以前はあまりしらないが本をあまりいなそうだ。

自分の代はメインライターは俺一人で(他はムリヤリ描かせた)

以降入ってくるのは女子ばかり。

タマに男子が入ってきても買い専、読み専の奴等ばかり。

何故だろう。

一つの案としては、「漫研に入る行為(一種のカミングアウト)が男子はしにくいんじゃないか」と言う意見もあるが、

同人市場が拡大し、萌えも全盛の昨今、

少年達はマンガを描く必要が無くなっているのではないか?とも思う。

これは密かに由々しき自体だと思うのがだが…

 

まあ今回も持論を結論付けたのみに留まり、漫研の深淵はまだ遠い。

 

あ、最後にあえて言っておくが俺は男子ギャグマンガの部の最たる例だったぞ。

「偏愛番長・学漫版」は「友人の友人」とかよく分からない方面にまで好評で自分がビックリしたくらいだ。

まぁ俺が変かどうかは別にしてだな…

 

 

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