彩色の話


2001、9、13

やっと画像もアップできたので、

ここらで何回かに渡り、絵の話でもしてみようと思う。

 

私が絵(いわゆるマンガ絵)を描き始めたのは11〜12歳あたりの頃だったが、

私はその頃からスデにカラーイラストを描いていた。

友人、先輩の影響か、良い紙を貰っては水彩で彩色していた。そう当時から水彩派なのだ。

 

子供の身ながらペンに対する色鉛筆の性能の悪さが気に入らなかったのと、

私がよりコアなこちらよりの住人になるきっかけとなった、

高田裕三先生がカラーは水彩だったせいだと思う。(しかもポスターカラーくさい。)

それと美術部だったのも、より水彩になじんでいった原因かもしれない。

だから、高校の学漫の時に、後輩にカラーが苦手な奴ばかりだった時は何やら変な気がした。

 

高校の時にイラストレーター米田仁士さんの画集を見て、

他の手法はいいから、より高みの水彩画を!と思うようになった。

次に好きなのがパステルなのだが、時間がかかる。金がかかる(フィキサー代)。そして難しいのであまりしません。

 

逆に嫌いな彩色方法はコピック。

今ではちょっと小金のあるマンガ者なら誰でも持っている画材ですが、

俺あたりだと、調度CLUMPさんが大ブレイク直前の頃ぐらいに

口コミでいい画材だと知れ渡ってきたのが出会い。

当時(中学頃)肌色がある¥100バラ売りの水性マーカー(全36色)を

愛用していた俺は随分憧れたものだった。

しかし、しばらくしてイザ使って見ると・・・

確かに発色はいいのだが、紙が裏まで死ぬ浸透性、

細かく塗れない点、色数をそろえなきゃ融通の利かない点等々・・・

どうもシックリ来ない。「じゃあヤメた」と言う訳です。

いや、あの携帯性であの便利さで、あの発色。

良い物だと思いますがね。俺はどうも。

ちなみにCLUMPさんぐらい上手いのならいいのですが、

普通のマンガ家さんがいかにも「コピックって楽でいいですねー!」

という塗りをしているのも嫌。


    

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