魔王連獅子 

MD タイトー発売 ベルトアクション

 

バカフリークは一度は読みたい「バカゲー専科」にも紹介されてるメガドライブのバカゲー、

「魔王連獅子」をプレイする機会があったのでレポってみよう。

 

とりあえずこのゲームをバカゲーたらしめてるストーリーを抜粋。

時は江戸末期、KABUKI界の支配をもくろむ”闇KABUKI”は、禁断の裏KABUKIの”芸”により

”正統派KABUKI”界に挑戦してきた。

正統派KABUKIの頭領達は、力を会わせこれに立ち向ったが、善戦も空しく闇KABUKIの

暗黒のKABUKI・POWERによって今、まさにKABUKIの前に屈しようとしていた・・・・・・。

 

それに対し正統派KABUKIの頭領達は、富士山に封印されている、

伝説のKABUKI・ソルジャー”白獅子、赤獅子”兄弟を解き放つ。

解き放されたKABUKI・ソルジャー達の力はすさまじく、闇KABUKIの親方達をつぎつぎこらしめていった。

 

そしてついにKABUKI・ソルジャー達は闇KABUKIの首領を追いつめたが、

彼の術中にはまり、呪いの絵巻物の中に封印されてしまう・・・・・・。

はたしてKABUKI・ソルジャー達は、この奇怪な異世界から脱出し、

闇KABUKIをこらしめる事が出来るのだろうか。

 

なんか開始から待ち受けるスットコ文章に腰が粉砕する。

これを見れば確かにバカゲーだ。

まさにボケのつかみ取り。

どこからツッコめば良いのか見当も付かない。とりあえずKABUKIってなんでローマ字表記するかな?

 

主人公はその名の通りザンバラ髪の連獅子キャラ。

構えのデフォルトがもみあげ握りと言うのはどうか?

敵も餓鬼、山伏、力士、忍者、侍等々自覚症状アリのエセ日本観バツグンだ!

待ち受けるバカっぷりに期待で胸膨らますが、

内容はじつは割と普通のファイナルファイト型アクション。

ゲームバランスも割と良く肩透かし気味。

攻撃もザンバラ髪でアタックかと思いきや普通に地獄突きだし、

投げもアルゼンチンバックブリーカーからのキン肉ドライバーみたいな投げと

死ぬまで続けられるジャイアントスゥイング(アニメ版バーチャファイター風)

なんか地獄極楽丸(同名FC)とかマスクド忍者(スーパー忍)の方が

全然KABUKIらしいのはいかがな物か?

 

世の評価を見ても偏見に満ちて嫌いに人か、割と良作との評価が2分。多少ガッカリ気味だが、

敵の色バリエーションが多数あるので出て来る紫色の力士にジャンピングパイルドライバー喰らったり、

並み居る侍に浴びせ蹴りをお見舞いしたり、

紫色した青空(?)の下、荒野でショッキングピンクやあずき色の忍んでない忍者に

ジャイアントスィングを炸裂させるゲーム

は、もしかしたら俺がバカゲーのし過ぎで感覚が狂ってるだけでバカゲーなのかもしれない。

 

後、このゲームで忘れちゃいけないのがボム的存在の全体攻撃『妖術』。

ストックした数でエフェクトが変わり、

1つで釣鐘が降って来て、2つで稲妻、3つで地震、4つでダイアモンドダスト、5つで日本画風の風神がスーッと登場。

123くらいまでは増えるごとにショボくなってくのは何故だ?

 

あと最後のオチはゲームセレクト。

決定すると「ご案内」、オプションが「お座敷」なのはナイス。

何度も言うようだがゲーム自体はなかなか遊べる良作。

ベルトアクションが苦手な俺でも楽しめたので機会あらば遊んで欲しい。

 

…レアゲームに分類されがちなソフトなんで諸兄の幸運を祈る。

 

 

 

バカゲーの要素「KABUKI」に心奪われてしまった罪深き子羊には

X−BOXの「斬KABUKI」なんかもオススメ。

いや、こっちはやった事ないんで楽しいかは知らないけどネ。

面白かったらレポートヨロシコ!

 

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