70年代風ロボットアニメ ゲッP−X 

PS アローマ発売 シューティング

その名を見ての通り、ゲッターロボをはじめ、

70年代のアニメをパロディしまくった横スクロールシューティングだ。

〜ストーリー〜

197X年、宇宙より飛来した宇宙悪魔帝国に対し、

宇宙ロボット研究所は極秘開発した「ゲッPエックス」を発進させる。

 

ゲッP−Xは3機の戦闘機の合体により構成され、

組み合わせにより全く別の性能の3モードに変形し、

様々な局面に合わせ使い分けて行く。

 

〜バカポイント1…パロディ〜

タイトルのようにゲッターロボのパロディがベースになる。

ゲッP−Xに搭乗するメンバーは3人、熱血漢、二枚目、体力派の3人で、

ストーリーも新幹線ジャックなどのベタネタから、

番組中盤のメンバーの死亡、交代や(展開により死ぬ奴も変化!)

ロボットの大敗、パワーアップ等かなりゲッターを意識したパロだが、

他にも主人公(c/v神谷明)の胸に7つのキズ(設定のみで本編には出ない)や

仮面の敵将軍(c/v池田秀一)の異名が「赤っぽい彗星」だったりと、

小ネタをリストアップしていくと、

ガメラ、ヤマト、バビル2世、ガンダム(ファーストのみ)、ウルトラマン、

タイムボカンに近年だとガオガイガーまで手広くパロっていて、

やる側の知識が要求される程だ。

 

 

〜バカポイント2…キャスト〜

メインメンバーは熱血漢…神谷明、二枚目…速見奨、体力派…たてかべ和也と

かなりのゲッターっぷり。

その他、敵には納谷悟朗、池田秀一、吉田古奈美と豪華なラインナップ。

だが更に注目したいのはBGMとして流れる挿入歌を歌う面々。

主題歌にささきおいさおをはじめ、串田アキラ、ムッシュ吉崎(クリスタルキング)

MIO(ダンバインOP)に影山ヒロノブと豪華ラインナップ!

アニキ以外は片っ端から集めたって感じで最高だ!

キャスティングだけで笑えるゲームってのは凄いと思う。

 

〜バカポイント3…構成〜

ゲッP−Xは基本的にアニメ番組と言う設定として作られていて番組の構成が決まっている。

時報→OPアニメ→前半→アイキャッチ→CM→アイキャッチ→後編→ED→次回予告

と言う流れなのだがオススメなのはCM。

今や懐かしの目に入っても痛くないロボットシャンプーやテレビ雑誌、超合金など、

様々なソレらしい物のCMが流れるのだ。これだけで爆笑必至!

 

〜バカポイント4…オマケ〜

メインのゲームのマルチシナリオ以外にも

サブキャラを主役にしたゲームが条件を満たすごとに次々出現する!

自衛隊のヘッポコロボ「64式ロボ」が主役のモードや

ゲッP−Xがアメリカンアニメだったらと言う設定のスターゲッピーズ、

本編でも助けてくれるアオシマの有名プラモ「アトランジャー」が主役のモード、(これはキチンと許諾済み)

ボスのみと戦える「劇場版」など盛り沢山!

 

特にアトランジャーモードはアトランジャーが強過ぎて滅多に死なないと言う無敵っプリ。

製作者の盲愛と道楽振りがひしひしと伝わります。

 

 

長々述べたように様々なバカ、パロ要素でキッチリ笑わせてくれる本作品ですが、

最も恐ろしいのは隠しモードを出す為、何度もクリアする事になるのでずっとプレイしていると、

その間に気付くとゲッP−X自体を好きになっていると言う事です。

日常生活でも挿入歌が頭から離れなくなっていきます。

 

バカフリークに確実な笑いをもたらすゲッP−X。

もはや製作サイドの道楽をお裾分けしてもらってる感すらある当作品、

「自分こそバカ好きなるぞ!」との自信がある方は是非ともチェケラー。

 

 

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