機動武闘伝Gガンダム

ガンダム生誕15周年記念作品として作られたアニメ。

監督にアニメ版ミスター味っ子の今川泰弘・キャラ原案に島本和彦と、

明らかに問題ある 大胆な人選により生まれた物は

ファーストの匂い色濃いVガンとは打って変わった熱血格闘バカアニメだった!

ガンダムたちが殴る蹴る!

「そんな精密な機械が殴ったら、マニピュレーターなんか一撃でグシャグシャに…」

などとのたまう融通の利かないメカマニアには

「面!面ッ!メェェンッッ!」

とバカアニメの愛と怒りと悲しみを叩き込む。

そんな作品だ。

ガンダムを知っていて尚楽しく、ガンダムを知らずとも面白い、

もはやこの作品は「ガンダム」という枠さえ超えた(ダメだろう)一大娯楽スペクタクルだ!

 

ストーリー1

増えすぎた人類、多くの人は汚れた地球を捨てコロニーに国を移した。

大規模な戦争があり、それを繰り返さぬ為に各国コロニー間は同盟を結ぶ。

そして4年に1度「ガンダムファイト」を開催。

各国は「ガンダム」と呼ばれる人型メカと代表を選出し戦わせ

勝ち残った国が以後4年間の覇権を握る事が出来る。

しかし問題が。

ガンダムファイトの舞台は我々の汚れ切った地球で行われるのであった!

作中より引用すると

「なんとまぁスポーツマンシップに溢れた戦争を作り出した事か…」

 

地球には貧困などから残された人間も多数いて、それが哀しさやドラマを生み出していく。

 

注目1・コロニー国家

今迄のガンダムの筒みたいのじゃなくて、そのまま大陸が浮いてるのよ!

ネオジャパン(全てネオが付くのだ)だったら日本列島が宇宙にプカプカ。

ネオアメリカなら星型の大地が…

 

注目2・ガンダム

各国からガンダムが送り込まれ地球で決闘とサバイバルが行われる。

さまざまな毛色のガンダムがあり

ボクサースタイルで戦うガンダムには大胸筋型アーマーがあったり、

龍型のガンダムは手が無限に伸び続け(シェンロンの比じゃねぇ!)

果ては風車に擬態するオランダのガンダムや、胴体が牛、

魚の着ぐるみ状態、釣鐘型、セーラー服、下半身が船、骨…

と、普通のガンダムファンが見たら卒倒確実な奇天烈な物ばかり!

操縦も従来とは大幅に違い、座ってレバーが2本、ボタンが一杯と言うものではなく、

スキャンシステムだけの小広間がコクピットでファイターは全身タイツ型スキャンシステムに身を包み

コクピット内で実際に動き回る!

 

ストーリー2

主人公はネオジャパンのファイター「ドモン・カッシュ」

コロニー格闘技の覇者「キング・オブ・ハート」を師より継承する男。

彼は最強最悪のデビルガンダムを持ち出し地球に逃亡した兄を追い、

ガンダムファイトに優勝し冷凍刑になった父を救うため戦い続ける。

 

戦いの中で結ばれる友情、ファイターや地球に住む人々とのドラマを経る中、消えた師と再会する。

しかし師匠の心は悪に染まっていた!

修行や師弟対決、そして事件の真実の謎をはらみつつガンダムファイトはクライマックスへ向かっていく…

 

分り易いストーリーと珍妙 魅力的なキャラでグイグイ話に引きずり込まれてしまう。

当然、熱血アニメ的なオイシイ台詞や展開も見逃せない。

生身vsガンダムとか、銃弾を蹴っ飛ばす人とか、本気になったら皆金色に発光したりとかな。

しかし何で修行にギアナ高地に行くのかな…?

 

これ以上語ってもアレなので

毎年1周は全話見返す村上による俺的なベスト!

このシーンが見たくなったら全話見たいサインベスト5!

 

5位!…東方不敗、新宿に現る

Gガンダムのバカっぷりを登場以来一気に引き上げた師匠、東方不敗。

初登場時は素手でMSを倒す、MSのマシンガンの弾を掴んで投げ返す、

自身が大回転する必殺技等々、オイシくて有名すぎるヘンテコなシーンの連続。

何度も見すぎているので、まだ全話への気力には繋がり難い

 

4位!…決勝大会総当り戦

毎回毎回やってくる強敵!蛇使い、暗殺者、ゲーマー少女…

とバラエティに富んだ展開だが

なんにせよ長いので、まだパワーが足りない。

 

3位!…香港でのシュバルツ・ミケロ・チャップ他

指2本で首の骨を折るチャップやピンでのシュバルツもオイシイが、

一番の見所は東方不敗の所に侵入したのが見つかり、ミケロとチャップが追ってくるシーン。

ミケロの飛び蹴りでビルが切れる!

何気にレインのドイツ服(覆面+トレンチコート)も見所。

 

 

2位!…ホウロウ虫!

決勝で全勝宣言するも、初戦の相手にして優勝候補にボコられ自信を喪失するドモン。

そんな中、介抱してくれた船上生活をするハン老人がしてくれるホウロウ虫の話。

「コイツは小さな虫のクセに、自分の数倍もある虫をエサとしている勇敢な虫じゃ。

生きるためには決して諦めん」

その言葉に勇気付けられるドモン。

 

「自分は勝てないと知ったらする事は一つしかない…それはホウロウ虫!」

「戦いは弱い方が勝つ」等の珍セリフを残した回。

ちなみにホウロウ虫には実際には存在しないし、

Gガンダム世界にも存在しない。ハン老人の嘘なのだ。

そんな嘘ある!?

 

1位!…1話で刑事がピザをくれるシーン!

地球が舞台になるため一部では酷く嫌われるガンダムファイター。

悪のファイターがのさばるイタリアで、ドモンは訳も無く警察に捕まってしまう。

ファイターを嫌いドモンを責める現地=地球に残された人間側の刑事も

敵ファイターを倒した後には打ち解けてくれ、取調べ中の約束だったピザをくれる第1話ラスト。

もうコレが見たくなったら末期。

1話から一気に全話観るしかない。

 

1話のラストは刑事がドモンを背に去るセリフのつぶやきで終わる。

「嫌な1年が始まったぜ」

そんな切り出しで始まる1年アニメの1話ある!?

 

コレを描く為に「ホウロウ虫」の回を観てたら、早くも今年分を見返したくなってしまったよ。

じゃあ、さてと…

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