デスペラード 

監督ロバート・ロドリゲス 主演アントニオ・バンデラス

バカ映画の最初はアジアンムービーより先に

ガンアクション好きを影響させまくったアクションムービーの雄「デスペラード」から。

主人公はマリアッチ(バー等で歌う歌手の意)。

ギャングのボスに手と恋人を撃たれ、歌と愛を失ったマリアッチが

ギターケースに、ギターの代わりにガンを詰め、

ボス率いるギャング達に2丁拳銃で復讐するというハードバイオレンスだ。

 

ガラの悪そうなバーにやって来た痩せた男、

男は別のバーで見た「ギターケースを持った大男」の話をする。

大男はギャングのボスについてマスターに訊く。

即座に銃を抜くゴロツキ達。

大男はギターケースを瞬時に開けると中から出てきたのはグレネードランチャー!

吹き飛ぶゴロツキ達。

 

そして、痩せた男が去った後に現れるギターケースを持った大男。

ゴロツキやマスターが銃を突きつけギターケースを確認すると…

…中にはギターが…

ホッとする一同の中、ギターが開いて銃が…!

大男は袖から悪者ガンを飛び出させ、

ガンを両手に何人もの敵を相手に銃撃戦!

 

全編通して

ガン! ガン! ガン!

と言った感じ。

常に2丁拳銃で、両手撃ち、左右撃ち、背面撃ちに横ッ飛び撃ち…

ありとあらゆる思いつく限りのガンアクションを披露します。

それでも無傷な主人公。凄ぇや!

 

そこから先の展開は…

・行きずりの美女とイイ感じになったかと思うと、ボスの女で…

・ナイフ投げのコロンビアマフィアからの殺し屋現る!

・ボスの暗殺にためらい(理由はオチなので内緒)失敗。

・強固になる警備に対抗し2人の仲間を呼ぶ主人公。

 

ここで重要なのは、2人の仲間。

2人ともギターケースを持って現れます。

もはやカムフラージュにならねぇし!(1人に至っては2本も!)

 

しかし、ここでギターケースには銃が入ってないのがニクイ。

じゃあ、何の為に?

2人の仲間はギターケースが武器なのです!

 

2本持ってるヤツのギターケースはマシンガン2丁。

ケースの細長い方からモリモリ銃弾をばら撒き、取っ手を引いてリロード(?)

ギターケースを1つ持った仲間は、おもむろにケースを担ぎ構えると…

今度は太い方からロケットが!

 

大活躍するも、ラス前でアッサリ死ぬ仲間達。

バンデラスは不死身なのに可哀想です。

 

そしてボスと対峙する主人公。

意外と言うか、肩透かしと言うか、なオチをはらみつつ、ビシッと物語りは幕を閉じる。

 

何処と無しにB級の匂いを漂わせますが、感想は痛快そのもの!

バンデラスのアクションのカッコ良さに酔え!

 

そしてデスペラードを語る奈良、外せないのがこの作品

 

エル・マリアッチ 

監督ロバート・ロドリゲス 主演カルロス・デルガド

「デスペラード」の前身(前作に非ず)になったこの作品。

ウリ文句は「総制作費70万円!」

同人じゃねぇんだぞ。

しかしミニムービーっぽさはあるものの、面白さはそこらの謳った駄大作より遥かに上!

 

主人公はツイてないマリアッチ。

辿り着いた街で仕事を探すも見つからず。

 

それと時を同じくして、ギャングのボス(以下白男)に裏切られ

復讐しようとするラテン系の悪者(以下黒男)が脱獄。

黒男はギターケースに銃器を詰め、白男の系列のバーで手下を皆殺しにする。

 

そんな中、黒男と間違えられ追われるマリアッチ。

そしてマリアッチと、黒男のギターケースが入れ替わってしまい…

 

最後は手と恋人を撃たれ、ボスに報復。

愛と歌を無くし、代わりにマリアッチは銃を手にその町を去る。

 

こちらはデスペラードと違いコメディ色が強めではあるが

前身だと思うと、デスペラードの面白さがより深まると思う。

最後に一つオマケ情報。

エル・マリアッチの主人公した人が、デスペラードの仲間やってるらしいよ(未確認)

 

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